ナンバープレート装飾、規制強化でカバーは禁止 対策迫られるメーカーとショップ
自動車のナンバープレートに装着するアクセサリーがありますが、商品によってはナンバーの視認性に影響が出るなど問題になっています。この件について検討を重ねてきた国土交通省は2015年2月、報告書を発表。より厳しく規制していく方向性が示され、アクセサリーメーカーやショップにも影響が出そうです。
明確な基準がない「見やすい」
自動車のナンバープレートは、道路運送車両法で「見やすい位置に表示する」ことが定められています。しかし色やサイズなどには一定の規格がある反面、「見やすい」という点については若干アバウト。「見やすい」と判断できる場合もあれば、そうでない場合もあるのが現実です。
例えばナンバープレートを囲むフレーム。大手自動車メーカーの純正オプションとしても人気のアイテムですが、一部カーショップやインターネットなどで販売されている商品を含めると、すべてが「見やすさ」を考えた設計ではないようです。なかには、ナンバーの文字にかかるものも見られます。
ただどの程度までを「見やすい」といえるのか、ルールが明確化されていないため違反の有無を客観的に判断できず、是正措置が講じにくいのが現実といいます。
そこで国土交通省は「見やすい」とは具体的にどういうことなのか明確にすべく、「ナンバープレート表示の視認性の確保に関する検討会」を開催。ナンバープレート関連の商品を実際に車両へ装着するなどして視認性の確認実験を行い、2015年2月にその報告書をまとめました。
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