「鉄仮面電車」が本物の鉄仮面に? ヒョウ柄マントの「関空戦士ラピートルジャー」誕生
「出動先」は外国人のいる場所
南海電鉄によるとこの「ラピートルジャー」は、「クールジャパン」効果もあって増加を続けている訪日外国人旅行者、また個人で旅行する外国人は鉄道利用の傾向が高いことを念頭に、誕生させたとのこと。今後は国内外で開催される「訪日外国人旅行者を対象としたイベント」に「出動」。来阪時における空港特急「ラピート」の利用を呼びかけるそうです。
「初出動」は、2015年2月25日から3月1日までタイのバンコクで開催される「TITF(Thai International Travel Fair)#16」が予定されています。また2015年3月26日から翌年の3月31日まで、特急「ラピート」の1編成(50004F)に「ラピートルジャー」のステッカーが掲出されます。
この南海50000系電車と特急「ラピート」は1994(平成6)年、関西国際空港の開港に合わせてそのアクセス特急として誕生。「ラピート」の名は「速い」という意味のドイツ語が由来で、公募されたおよそ3万2千通から選ばれました。
また「鉄仮面」「鉄人28号」とも呼ばれる独特の先頭形状は、力強さと速さを融合させたもの。「国際都市なんば」を走る列車にふさわしく、都市景観としての充分なデザイン性を備えさせたといいます。ちなみに楕円形の窓は航空機がイメージされています。
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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
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