首都高C2の渋滞 特効薬は入口封鎖
かつて日常的に実施されていたある手法
3号渋谷線の渋滞対策、すぐ可能なものが実はあります。池尻入口の閉鎖です。
閉鎖といっても廃止するわけではなく、夕方の混雑ピーク時に一時的に入口を閉めるだけ。これを実行すれば池尻からの流入がなくなり、すなわちボトルネックの通過台数が16%抑えられ、さらに合流抵抗もなくなるわけですから、大きな効果が上がるのは間違いありません。
入口閉鎖は、かつて日常的に実施されていたオーソドックスな手法ですが、これが近年は実施されなくなっています。どんな理由があるのか、首都高速渋滞対策課に聞いてみました。
「確かに入口閉鎖は、2006年度まではよく実施していましたが、ネットワークが充実してきたこともあり、2007年度以降は行わないのを基本としています。お客様の利用をこちらで制限するのは好ましくないというのが、現在の当社のスタンスです」(首都高渋滞対策課)
首都高は渋滞対策としての入口閉鎖をやめていたのです。その背景には、首都高が民営化されて意識が変わったことに加え、入口を閉鎖すればダイレクトに料金収入が減るという事情もあるでしょう。
しかし、17時~19時の2時間でも池尻入口を閉鎖すれば、渋滞は現在の半分程度に減少するはず。今や首都高最大の渋滞ポイントとなった大橋JCTの混雑緩和のために、池尻入口の封鎖に関してはぜひ復活させてもらいたいところですが、首都高側は別の緩和策を考えているとのことです。
池尻入口の閉鎖には反対です。理由は、渋谷線下りの入り口が池尻以外存在しないからです。その先の入り口は東名の東京インターで、その手前の入り口は谷町ジャンクションまで全くありません。
下りの入り口(上りの出口も)が六本木か西麻布あたりにあったら便利だろうと、常日頃から思っています。
首都高3号、渋谷線は使い物にならない。一般道で池尻から入るにも、246号が込んでいる。そこで、いい抜け道あり。山手通りから、目黒川の側道を通り、246号に出る。246号の信号が赤になれば、歩行者、無法自転車に注意して、246号下り線を横断、すぐに、池尻入路に入れる。お試しあれ。