山手線新型車E235系、製造風景公開
鉄道車両メーカーの総合車両製作所が、山手線の新型車両E235系について、その製造風景を公開しました。このE235系は「sustina(サスティナ)」と呼ばれる車両でもあり、衝撃吸収構造やロールバーの採用で高い安全性を持つなどの特長があります。
「sustina」を採用した山手線
2015年3月30日(月)、総合車両製作所は山手線の次世代車両E235系について、製造風景の写真を公開しました。同社はJR東日本の100%子会社です。
この山手線用E235系は、乗客に見える側の特徴として中吊り広告を廃しデジタルサイネージ化したこと、フリースペースを持つことなどが挙げられますが、車両のメカニカルな特徴としては、ひとつに「sustina(サスティナ)」シリーズの大都市向け通勤車両量産型第1号、というものがあります。
「sustina」とは総合車両製作所が開発、展開を行っている次世代ステンレス車両のブランド名で、同社によると共通プラットフォーム化によって低コストを実現しているほか、衝撃吸収構造や内装ロールバーによる高い安全性、100%リサイクル可能な高い環境親和性を持っているそうです。
これまで「sustina」シリーズとして東急5050系の5576号車、JR東日本の烏山線EV-E301系や仙台地区用HB-E210系などが登場していますが、大都市向け量産通勤車両は今回の山手線用E235系が初めてです。総合車両製作所は「今後も国内の鉄道事業者様に対し『sustina』を提案してまいります」としています。
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