青函トンネルで煙 避難拠点「旧竜飛海底駅」を使用

青函トンネル内で特急「スーパー白鳥」から煙が出て、乗客が旧竜飛海底駅へ避難しました。この旧竜飛海底駅は元々、青函トンネルの緊急避難場所として設置されたもので、非常用のトイレやベンチなども用意。今回のトラブルで、その機能が利用された形です。

青函トンネルの安全対策として設けられた旧竜飛海底駅

 2015年4月3日(金)の夕方、函館発新青森行きの特急「スーパー白鳥」のモーター付近から煙が出て、乗客が青函トンネル内の旧竜飛海底駅へ避難したとNHKなどが伝えました。

 この旧竜飛海底駅は、万一の際に避難所や消火の拠点として利用することなどを目的に設置された「竜飛定点」を、トンネル見学用に「竜飛海底駅」として開業させたものです。しかし青函トンネルに北海道新幹線を通すことから、2014年3月をもって「竜飛海底駅」としては廃止されました。

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旧竜飛海底駅には避難時の利用を想定したベンチや便所が備えられている(2009年10月、恵 知仁撮影)。

 ただ元々、避難所にすることなどを目的に設けられた場所であるため、駅でなくなってもその機能は残されています。よって今回、青函トンネル内でトラブルが発生し、旧竜飛海底駅へ乗客が避難したというのは、青函トンネルの安全に対する備えが利用された形です。

 旧竜飛海底駅はからは、ケーブルカーを利用して地上に出ることも可能。また地上部分には青函トンネル記念館があります。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

 
    
 
    

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