北海道新幹線開業に向け「East i」出動へ

来春の開業に向け、走行試験が行われている北海道新幹線。2015年度も引き続き実施され、JR北海道のH5系ほか、JR東日本の「East i」も登場する予定です。

走りながら線路を検査する「East i」

 鉄道・運輸機構は、2016年春の開業を予定している北海道新幹線(新青森~新函館北斗)において2015年4月21日(火)から、2015年度の列車走行試験を行うことを明らかにしました。目的は土木構造物や軌道、信号設備などの機能確認です。

 期間は2015年7月30日(木)までで、列車走行試験を45日程度行うとのこと。対象区間は新青森~新函館北斗間の全線ですが、主に新青森~奥津軽いまべつ間で実施するといいます。

 走行試験は30km/hの低速度から開始。そして最高速度の260km/hまで段階的に速度を上げ、設備を確認していく計画です。

秋田新幹線や山形新幹線のE3系をベースに開発されたJR東日本の電気・軌道総合試験車E926形「East i」(2012年8月、恵 知仁撮影)。

 この走行試験に使われる車両は、JR北海道の北海道新幹線用車両であるH5系だけではありません。JR東日本のE926形「East i(イースト・アイ)」も走ります。

 E926形「East i」は「電気・軌道総合試験車」と呼ばれ、275km/hで走行しながらレールや架線といった線路設備を検査できる特殊な車両。東海道・山陽新幹線でいうところの「ドクターイエロー」です。

 ただ今回の試験において、列車が走るのは基本的に夜間とのこと。「ドクターイエロー」は神出鬼没で「会えると幸せになれる」などともいわれますが、北海道新幹線で走行試験を行う「East i」に出会うのは、さらに難しいかもしれません。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

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