小手指停車後、小手指通過 西武池袋線100周年記念列車

記念列車、12の停車駅が意味するもの

「西武鉄道池袋線開業100周年記念ヘッドマーク付き臨時電車」の運転にあたり、始発駅の池袋では出発式を開催。後藤西武ホールディングス社長や高野豊島区長、大久保飯能市長、姉妹鉄道関係にある台湾鉄路管理局からの来賓らが出席し、挙行されました。

 この記念列車に使用されたのは2008年営業開始と、西武鉄道で最も新しい形式である30000系、通称「スマイルトレイン」です。車両正面には特製のヘッドマークが取り付けられ、側面には100年前の路線開業当時から営業している池袋線各駅の古い写真などが掲出されています。4月12日から100日間運行する予定だそうです。

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停車駅では横断幕を使った記念列車出迎えも(2015年4月12日、恵 知仁撮影)

 池袋発飯能行きで運転された記念列車の途中停車駅は東長崎、練馬、石神井公園、保谷、東久留米、所沢、西所沢、狭山ヶ丘、入間市、仏子。100年前の路線開業当時から営業している12駅です。この記念列車には、乗車区間で有効な普通のきっぷを持っていれば、誰でも乗ることができました。

 またその車内放送では先述の「小手指」ほか、「練馬高野台駅は、開業前の仮の名前が『東石神井』でした」「この先、武蔵藤沢駅から稲荷山公園駅までは航空自衛隊入間基地の中を走ります」といった、西武池袋線についてのトリビアが多数登場しています。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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