最新車両が半数近くに 2015年度、進化する東武野田線

東武鉄道が2015年度の鉄道事業設備投資計画を発表。昭和30年代登場の電車が長らく活躍していた野田線――「東武アーバンパークライン」が、どんどん変わっていきます。

変化が続く「アーバンパークライン」

 野田線では2016年春から、大宮~春日部間で急行運転を実施する予定です。このため2015年度は列車のスピードアップを見据え、踏切制御回路の改修やカーブの改良といった、急行運転に向けた対応工事が推進される計画になっています。

 千葉県野田市内の清水公園~梅郷間では、2017年度の完成を目指して連続立体交差化が推進される予定です。これが終了すると野田市駅と愛宕駅が高架駅になるほか、11箇所の踏切が廃止されます。

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城下町らしい雰囲気になる岩槻駅のイメージ(画像:東武鉄道)

 駅については、1日の利用者数が1万人以上の6駅について、そのブロックのどちら側が安全なのかが分かる「内方線付点状ブロック」が整備されるほか、岩槻駅(さいたま市)で2016年度完成予定で駅舎の橋上化に着手。大宮公園駅(さいたま市)、新船橋駅、船橋駅(船橋市)では駅舎のリニューアル工事が進められます。

 また野田線では電力供給のさらなる安定を図る目的で、2016年3月の使用開始を目指して千葉県内に運河変電所の新設が進められていますが、この変電所には絶縁油に従来の鉱油ではなく、環境に優しい菜種油を用いた変圧器を導入する計画で、絶縁油の製造や廃棄の際に排出されるCO2が大幅に低減されるそうです。

 今回、東武鉄道が発表した2015年度の鉄道事業設備投資計画には含まれていませんでしたが、「東武グループ中期経営計画2014~2016」ではこのほか、千葉県内の六実~逆井間における複線化の推進、そして東武スカイツリーライン(伊勢崎線)との直通運転もリストアップされています。2014年4月に「東武アーバンパークライン」の愛称を与えられた野田線、その変化は今後しばらく続きそうです。

【了】

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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