なぜ電車だと眠くなる? 研究でわかったその理由 快眠への活用も

電車に乗っていて、ついウトウトすることはないでしょうか。東京工業大学の伊能研究室では、そうした電車と眠りの関係を研究。ある揺れ方をする電車は、眠くなりやすいことを発見しました。はたしてそれはどんな揺れなのでしょうか。また、揺れを活用して快眠する時代も今後、訪れるかもしれません。

判明した「眠りやすい揺れ」

 そうした調査と、研究室で機械的に揺らす装置を製作して実験した結果、1Hz程度の低い周波数を含む揺れが眠くなりやすいことが示されたと伊能教授はいいます。「1Hz」とは1秒間に1回振動すること。電車の揺れはこの1Hz程度の振動を含んでいることが多く、そのため眠りを誘いやすいことが分かったのです。

 となると調査したうち、どの路線が特に眠くなりやすい揺れなのか、気になるところですが、伊能教授によると「路線については10年前の計測なので、車両や線路の状態は、その当時とは変わっている可能性があります。ですので、眠りやすい路線は当時と必ずしも同じではないかもしれません」とのこと。車両や線路、速度などで揺れは大きく変わってくるため、眠りやすさもいまとは違っている可能性があり、誤解を招く恐れがあるので答えられないそうです。

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「揺れ」と「眠り」について研究している東京工業大学の伊能教夫教授(2015年5月、下山光晴撮影)。

 また伊能教授は、約1Hzの周波数でも揺れ幅が大きいほど眠りを誘うわけではないといいます。

「機械装置による実験では、はっきりした揺れよりも揺れているか揺れていないかぐらいのほうが眠りやすい傾向が出ています」(東工大・伊能教授)

 そして揺れは、ときには気持ち悪くなることもあるといいます。いわゆる「乗りもの酔い」です。

 しかし、赤ちゃんは抱っこして揺らすことで泣き止みますし、大人でもハンモックで気持ちよさそうに眠ります。適切な揺れは身体に悪いことではありません。伊能研究室では、そうした揺れを活用すれば、快適な睡眠ができるのではと考えて、研究を行っているそうです。

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コメント

1件のコメント

  1. 本日発表された大手民鉄16社のうち[東京メトロの一人勝ち?]の記事に謝りがあります。乗客数の単位が千人であることを見落とされているようですね。東京メトロの乗客数は250万人ではなく25億人です。

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