千代田線新車は全車にフリースペース ベビーカーなど便利に 新技術で省エネも進化
東京メトロ千代田線に新型車両が登場。全車両にフリースペースが設置されたほか、世界初という補助電源装置(SIV)の使い方、照明のLED化などで使用電力の削減も徹底されています。
車いすやベビーカー利用者が使いやすい車両に
本日2015年9月16日(水)から東京メトロ千代田線で、16000系のマイナーチェンジ車両(4次車)が営業を開始しました。外見こそ変化していませんが、乗客の利便性や省エネへの配慮が大きく進化しています。
この16000系4次車で最も注目されるのが、編成の全車両にフリースペースを導入したことです。従来は、1編成10両あたり2か所しかありませんでした。
どの車両に乗ってもフリースペースがあれば、車いすやベビーカー利用の乗客はホーム上で待つ位置を気にすることもなく、大変便利です。また東京メトロによると、大きな荷物を持った海外からの旅行客が年々増加しているとのことで、そうした乗客にとっても使いやすい車両になりました。
去年11月に千代田線は16000系に、同支線は05系にそれぞれ統一されました。千代田線にはもう一編成・06系がありましたが、ホームドアのサイズに合わない事が判明し、2015年夏に、6000系より早く引退しました。できれば6000系と一緒に引退してほしかったです。