【今日は何の日?】オリンピックを前に羽田空港アクセス路線が開業

9月17日、東京モノレールが開業しました

 1964(昭和39)年の9月17日。10月から始まる東京オリンピックを前に、羽田空港アクセス路線として東京モノレールが開業しました。

 当初、浜松町駅と羽田空港のあいだに途中駅は存在せず、空港アクセスに特化された形で誕生しています。そのため、いまでは考えられませんが、沿線利用が少ないために経営が苦しくなった時代もありました。

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東京モノレール10000形(画像:写真AC)。

 その後、羽田空港の沖合拡張にともない、1993(平成5)年から区間を延伸。現在では、モノレール浜松町~羽田空港第2ビル間17.8kmに、9つの途中駅が設けられています。

 また、天空橋~新整備場間では、一部ルートを変更しました。これは、2010(平成22)年に羽田空港が再国際化され、国際線旅客ターミナルビルを新設したからです。それまでは多摩川沿いだった軌道を、ターミナルビルに近づける形で移設。新たに羽田空港国際線ビル駅を設けました。

 東京モノレールは、開業当初からすべて各駅停車で運転されていました。しかし、2002(平成14)年にJR東日本傘下になったことを機に、空港への所要時間短縮を計画。2007(平成19)年3月から、昭和島駅に待避線を設けたうえで、「空港快速」「区間快速」の運行を開始しています。

【了】

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