自衛隊観艦式、総理乗艦の「くらま」から見えた風景
10月18日に行われる「平成27年度自衛隊観艦式」。当日は安倍総理が“観閲官”として、“観閲艦”「くらま」に乗艦する予定です。その総理が乗る観閲艦「くらま」から、この式典はどのように見えるのでしょうか。先だって行われた“予行”で、その風景を取材してきました。
右へ左へ揺れる船、着艦の美技
2015年10月18日(日)、「平成27年度自衛隊観艦式」が行われます。観艦式の実施は3年ぶりです。
「観艦式」は1341年、英仏戦争で英国王のエドワード3世が自ら艦隊を率いて出撃したとき、その威容を観閲したことに始まるとされます。海上自衛隊では1957(昭和32)年から行っており、今回で28回目。相模灘で艦艇50隻、航空機61機が参加し、実施される予定です。また観閲官は自衛隊の最高指揮官、すなわち安倍晋三内閣総理大臣が務めます。
この「観艦式」では、具体的にどのようなことが行われるのでしょうか。10月12日(月)に行われた予行で、18日の本番において安倍総理が乗艦する“観閲艦”の「くらま」から、その模様を取材してきました。
観閲艦「くらま」は、海上自衛隊の横須賀基地から出港です。
ただその前に、防衛大臣や副総理、自衛官の最高位者である統合幕僚長らが乗艦。船の後部にある飛行甲板で「栄誉礼」が行われます。この日は“予行”のため、代役が立てられました。
9時15分、「くらま」は横須賀基地を出港。観艦式が行われる相模灘を目指します。
10時30分頃、艦尾の飛行甲板を取り囲んでいた柵が倒されました。これからヘリコプターが着艦するためです。
艦隊の向こうから、海上自衛隊のヘリコプターMCH-101の機影が、どんどん大きく見えてきました。
MCH-101はまず、「くらま」の左舷空中で静止。そこから少しずつ右側へ移動し、着艦を試みます。
写真では、船は静止しているように見えるかもしれません。しかし実は前方へ航行しながら左側が高くなったり、右側が高くなったり、継続的に揺れています。また風も吹いています。そうしたなかヘリコプターのパイロットはタイミングを見計らって、狙った場所に見事な着艦を見せてくれました。
着艦したMCH-101から降りてきたのは観閲官、安倍総理です。もちろんこの日は予行のため、代役が立てられています。
相変わらず、アメリカさんのポチたちの茶番がやられてる
アメリカのポチであっても、茶番ではないでしょう。周辺国へのアピールには効果的です。