自衛隊観艦式、総理乗艦の「くらま」から見えた風景

5インチ単装速射砲から始まる「訓練展示」

 これら海・空の部隊を観閲した、「くらま」をはじめとする観閲部隊は180度回頭。今度は東へ向かって航行を開始すると、ほどなく「訓練展示」が始まります。

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5インチ単装速射砲から祝砲を発射する護衛艦「しまかぜ」(2015年10月12日、恵 知仁撮影)。

 まず護衛艦「しまかぜ」が、観閲部隊に向けてすれ違いざまに祝砲を発射。続いて護衛艦「きりさめ」「さみだれ」「おおなみ」が、数隻で一斉に方向を変える「戦術運動」を披露します。

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潜行する潜水艦(2015年10月12日、恵 知仁撮影)。

 そして3隻の潜水艦が、観閲部隊とすれ違いながら潜行と浮上を2回繰り返したのち、先述の「LCAC」が高速で通過していきます。その速度は35ノット、約65km/hとのこと。大きく揺れるわけです。

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IRデコイを発射するミサイル艇(2015年10月12日、恵 知仁撮影)。

 遠くから、昼間でも目立つライトを照射しつつ、小型艇が高速で接近してきます。ミサイル艇の「おおたか」「くまたか」「しらたか」です。そしてこの3艇は、空中へ向け一斉に「IRデコイ」を発射。その光と煙が空に広がります。この「IRデコイ」は、赤外線で誘導される敵ミサイルの“目”をごまかし、防御するために使用されるものです。

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およそ65km/hという高速で航行するミサイル艇(2015年10月12日、恵 知仁撮影)。

 このミサイル艇は35ノット、約65km/hというスピードで航行。小柄で小回りも効き、まるでクルマがドリフトするように大海原を駆けていく姿が印象的でした。

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対潜爆弾を投下する哨戒機P-3C(2015年10月12日、恵 知仁撮影)。

 空に、哨戒機P-3Cが近づいてきました。しかしよく見ると、その下部が開いています。そして何か落ちたかなと思うと、海面から水柱が上がりました。対潜爆弾投下の実演です。3機のP-3Cが4発ずつ、高度およそ200フィート、60mから合計12発の対潜爆弾を投下します。

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IRフレアーを発射する哨戒機P-1(2015年10月12日、恵 知仁撮影)。

 続いて、海上自衛隊の新型哨戒機P-1が2機登場。「IRフレアー」を高度およそ500~600フィート、150m~180mから射出します。これも先述のIRデコイと同様、赤外線で誘導されるミサイルの“目”をごまかし、防御するために使用されるものです。

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コメント

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2件のコメント

  1. 相変わらず、アメリカさんのポチたちの茶番がやられてる

  2. アメリカのポチであっても、茶番ではないでしょう。周辺国へのアピールには効果的です。