上野東京ラインなど広がる直通運転 その安定運行を重点取組みに JR東日本

JR東日本は拡大する直通運転を踏まえ、折り返し運転や別線運転を強化するなど、トラブル発生時における対策について、重点的に取り組んでいく方針を示しました。

栃木のトラブルが神奈川で

 JR東日本は2015年10月28日(水)、同社が2012年10月に策定した「グループ経営構想 V ~限りなき前進~」について、「安全・安定輸送のレベルアップ」を最重点に据え、施策を更新したと発表しました。

 そのなかで同社は今回、今年3月に誕生した「上野東京ライン」など列車の直通運転が拡大している状況を踏まえ、トラブル発生時における「折り返し運転」や「別線運転」を強化していく方針を示しました。

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東海道本線と宇都宮線(東北本線)、高崎線、常磐線で直通運転を行う「上野東京ライン」(2015年9月、恵 知仁撮影)。

 直通運転が広がると、乗り換えが解消されるなどのメリットがありますが、列車の遅延も広範囲へ及ぶようになるほか、収拾も難しくなるというデメリットも存在。例えば東海道本線と宇都宮線(東北本線)、高崎線、常磐線で直通運転を行う「上野東京ライン」の場合、栃木県で発生したトラブルにより神奈川県内で遅延が発生する、という状況も生じ得ます。

 そうしたなか、トラブル発生時は一時的に直通運転を取り止め途中駅で折り返す、また問題のない別の線路を利用することで、事態の早期収拾、影響の拡大防止を図る形です。

「上野東京ライン」はその開業後、利便性が高まった面と合わせ、遅延についてもしばしば報道されることがありました。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

 
    
 
    

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コメント

2件のコメント

  1. たぶん言うだけで何も解決しない気がする。
    今の運用見れば判るはず。

  2. 上野、品川、東京(状況に依っては横浜、大宮)で折り返し運転するのが現実的だな、