横須賀へ配備された空母「ロナルド・レーガン」、その強大な能力

「ロナルド・レーガン」が観艦式に登場した意味

 強大な破壊力を持った空母は軍事的な意味合いだけではなく、ときに国家の象徴として平和裏に親交を温める役割を担います。例えば先に紹介した観艦式への参加です。観閲官の安倍内閣総理大臣は、そこでの訓示で以下のように述べました。

「本日はアメリカの空母『ロナルド・レーガン』も日米共同訓練の途中、姿を見せてくれました。東日本大震災のとき被災地にかけつけてくれた『トモダチ』であります。今月から横須賀を母港に再び日本の守りに就いてくれる。ありがとう。ようこそ日本へ。心から歓迎します」

「ロナルド・レーガン」の燃料棒交換は2026年頃の見込みであるため、順当ならばあと10年以上、「ミッドウェイ」に継ぐ歴代2位となる長い期間、横須賀を母港とし、安全保障上においてだけではなく、日本人にとって大切で馴染み深い“トモダチ”として活動し続けることになるでしょう。

【了】

Writer: 関 賢太郎(航空軍事評論家)

1981年生まれ。航空軍事記者、写真家。航空専門誌などにて活躍中であると同時に世界の航空事情を取材し、自身のウェブサイト「MASDF」(http://www.masdf.com/)でその成果を発表している。著書に『JASDF F-2』など10冊以上。

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コメント

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5件のコメント

  1. ドッグ入りではなくて、「ドック入り」ですよ。「dock」 犬に入ってどうするんですか

  2. 空母が震災に合わせて登場。それだけでなく、いろんな軍艦が準備してきたように現地入り。タイミングよすぎるのです

  3. それを上回る能力があるのが建造中のジェラルド・R・フォード級ってわけか。

  4. 「ロナルド・レーガン」の前に
    横須賀基地に配備してた
    原子力空母「ジャージ・ワシントン」も
    同じく
    「ニミッツ級」‼️

  5. 本文より精力剤のカットが多すぎてイライラしてるけど、絶対必要なのかな?
    改善を求めます‼️