昆布のきっぷを発売 理由は駅のネーミングライツ 銚子電鉄
「ぬれ煎餅」で知られる千葉県の銚子電鉄が、本物の昆布で作られたきっぷを発売。ある駅の新愛称に関係があります。
「食用でご使用いただく事は出来ません」
千葉県の港町を走る、全長わずか6.4kmの銚子電鉄。慢性的な経営難という問題を抱えていますが、近年は増収策として販売した「ぬれ煎餅」が全国的にヒットしたことで有名になりました。
その銚子電鉄が2015年12月1日(火)、本物の昆布を使用したきっぷを発売しました。笠上黒生(かさがみくろはえ)駅の入場券で、銚子電鉄によると「実際にご使用いただけます」とのこと。同駅窓口のみでの販売(150円、限定100枚)です。
銚子電鉄は増収策のひとつとして、笠上黒生駅の駅名ネーミングライツ(命名権)を販売。ヘアケア商品の製造・販売会社がそれを購入し、12月1日(火)から1年間限定で、同駅の愛称は「髪毛黒生(かみのけくろはえ)駅」となりました。昆布のきっぷは、これに合わせて企画されたものです。
なお、券面には「固く絞った布巾で表面を拭き取り、水と一緒に鍋に入れ、沸騰直前で取り出しベースダシに、またはカクテルグラスに盛り付けて海藻のサラダに、もしくは厚めに重ねステーキとして、などと、食用でご使用いただく事は出来ません」と記載されています。
【了】
コメント