東武が台湾鉄路管理局と友好協定 日台の鉄道交流が相次ぐ
東武鉄道が台湾鉄路管理局と友好協定を締結。同社が海外の鉄道事業者と友好協定を結ぶのは初めてです。
特急「スペーシア」に記念エンブレム
東武鉄道は2015年12月3日(木)、台湾鉄路管理局(台鉄)と友好鉄道協定を締結すると発表しました。12月18日(金)に、台鉄の台北駅で協定の締結式が行われます。
同社が海外の鉄道事業者と友好協定を結ぶのは、これが初めて。両者の列車に共通の記念エンブレム掲出、記念乗車券の発売などが予定されているほか、乗車券の無償提供や割引販売を伴う相互交流も行われます。
協定の締結式が行われる12月18日(金)には、日本と台湾でほぼ同時刻に、記念エンブレムを掲出した列車の出発式を開催。日本では、浅草駅を15時00分に出発する特急「スペーシアきぬ123号」で、台湾では樹林駅を14時08分に出発する自強号「普悠馬232号」で実施する予定です。日本と台湾は1時間の時差があります。
東武鉄道は協定締結の目的について、「台鉄と相互に交流を深め、友好関係を築くとともに、各々の誘客および諸サービスの交流を図る」としています。
近年は日台間での観光交流が増加。日本の鉄道各社が台湾の鉄道と手を携える例も多く見られます。
今年2月にはJR東日本の東京駅が台鉄の新竹駅と、12月にはJR西日本の大阪駅が台鉄の台北駅と姉妹駅になり、また京急電鉄や西武鉄道、山陽電鉄などが台湾の鉄道と協定を結んでいます。
【了】
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