領空侵犯、日本はどう対応? トルコとは大きく異なるその現実

 日本は国の主権が及ぶ領域として「領土」と「領海」、そして領土・領海の上空に「領空」を設定しています。航空自衛隊は日本各地に配置されたレーダーサイト、および空中警戒管制機のE-767・E-2Cによって領空を監視。この領空の外側に設定された「防空識別圏(ADIZ)」を越えて日本に接近する国籍不明機を発見した場合、戦闘機を「スクランブル(緊急発進)」させています。

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スクランブルは、航空自衛隊では写真のF-15戦闘機などが行う(写真出典:航空自衛隊)。

 スクランブルした戦闘機は必ず2機が1組となって行動し、防空管制システムの誘導に従い不明機に接近。これを目視で確認し、まずは無線によって日本の領空に接近しつつあるという「注意」を促します。そして不明機が領空へ侵入した場合、違法行為として「必要な措置」を取ります。この「必要な措置」については、自衛隊法第八十四条において以下のように規定されています。

【自衛隊法第八十四条】
防衛大臣は、外国の航空機が国際法規又は航空法その他の法令の規定に違反してわが国の領域の上空に侵入したときは、自衛隊の部隊に対し、これを着陸させ、又はわが国の領域の上空から退去させるため必要な措置を講じさせることができる。

 以上のように、領空へ侵入した不明機に対しては「着陸」または「退去」のいずれかを強制することになります。具体的には、まず無線を使用し「注意」より強力な「警告」を与える、それでも従わない場合は相手不明機の前方に出て、20mmバルカン砲による「信号射撃」を行います。20mmバルカン砲には火線をひく「曳光弾」が混ぜられており、威嚇効果を発揮します。

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コメント

2件のコメント

  1. 毅然とした態度で、先手、迎撃できる法整備を望みます。なめられたら終わり。。。

  2. 「警告射撃にも従わないときは二機で挟んで強制着陸させる」とTVでやっていたけど。