加害者は6割以上が飲酒 鉄道係員への暴力、その実例
鉄道係員に対する暴力行為、その実態
2014年度に発生した鉄道係員へ対する暴力行為は、以下のような事例があったといいます。
・11月/金曜日/夜/場所:改札/加害者の年齢:30代/飲酒の有無:無
走行中の列車内で乗客同士が揉めていたため、駅到着後仲裁に駅員が仲裁に入った際に眉間を殴打された(全治5日間)。
・1月/日曜日/深夜/場所:ホーム/加害者の年齢:20代/飲酒の有無:有
終列車終端駅にて車内で寝ていた乗客をホームに誘導したが、ホーム上で暴れ出し、止めに入った駅員に対して、左手を引っ掻き出血させた上、鼻に噛みつく、頭突きをするなどの暴行行為を受けた。本件は検察庁に書類送検された。
・12月/木曜日/深夜/場所:改札/加害者の年齢:60代/飲酒の有無:有
自動改札機のエラー表示があり、出場できない利用者が暴れ出し、左頬を殴られ、膝で腹を数回蹴られ負傷した。加害者は暴行罪で起訴された(全治5日間)。
・8月/土曜日/深夜/場所:車内/加害者の年齢:60代/飲酒の有無:有
乗客が携帯電話で通話していたので、車内では遠慮いただくようお願いしたところ、突然暴力行為を受けた(全治3日間)。
・2月/火曜日/日中/場所:駅カウンター/加害者の年齢:20代/飲酒の有無:不明
男性が来駅し、「○○駅」と言い、突然カウンターに小銭を投げつけ、そのままホームに行こうとしたので、小銭を拾い、券売機を案内しようとしたところ、男性が突然、駅員の右膝付近を蹴ってきた。
・7月/日曜日/朝/場所:車内/加害者の年齢:70代/飲酒の有無:有
特急電車において、指定座席と異なる座席に座っている乗客に声をかけたところ、突然激高し、左側頭部を殴られた。
【了】
酒が原因の社会損失は年間61億円に上るが酒造メーカーは有力なCMスポンサーでもあり取り上げ辛い。