日本滞在時間の4分の1が審査 進む外国客船対応、冷めた声も

オリンピックを控えるなか、世界最大級のクルーズ客船にも対応可能という新客船ターミナルの計画が、東京の臨海副都心で進んでいます。しかし、その必要性や課題を指摘する声もあるようです。

地方から冷めた声も上がってくるワケ

 しかし地方自治体や地方港では、そうした政府の動きに対し手放しで歓迎する声ばかりではなく、「ちょっと待ってほしい。その前にやらねばならないことは山ほどある」と意外に冷めた反応も。なかでも、「CIQ(税関、入管、検疫)」の簡素化については、数年前からたびたび当局への要望が行われています。

 韓国や台湾、香港、ベトナム、シンガポール、中国といった近隣諸国においても、クルーズ船でやってくる乗客は半日程度の滞在であり、入国に際してはパスポートの書面審査だけで対面手続きなどを行わない国がほとんど。ところが日本の場合、依然として対面による入国審査を行っており、8時間の日本滞在中に入国審査で2時間以上を費やしてしまった、というクレームがあとを絶たない現状です。

 今回の臨海副都心における新ターミナルについても、世界最大級の船に対応できる規模を誇りながら、東京都港湾局によれば「荷物の積み込みなどを含む発着の場合は13万トン級程度までの客船に対応する」といいます。この場合「荷物の積み込みなど」にはCIQも含まれるとのことで、13万トン級以上の船は「どこか別の港でCIQを済ませて来てほしい」と言わんばかりです。それだけ、港湾局サイドはCIQ対策に頭を悩ませているということでしょう。

 さらに22万総トン級の客船は1隻あたり、乗客は約6300人。それが一気に押し寄せると、その数に応じた観光バスやその駐車スペースの手配、ガイドや通訳の確保なども必要になります。こうしたソフト面での対応を後回しにして、とにかく客船を停泊させればいいという「箱もの建設型」の発想に対する批判は少なくありません。

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コメント

3件のコメント

  1. 予算額くらい書きなさい。

  2. これ以上、東京に人が来てほしくない!

    いくら文句を言われようが、入国審査はしっかりやってください。

  3. アメリカのように入国前に予めインターネットなどで訪問者の情報を申告されるような制度を導入すると良いと思う。

    かなり対価効果、効率が良いようで他の国も追随している。

    もちろん手数料を徴収できる。

    これにより事前に訪問者を調べられるのみならず、入国審査官はより慎重に怪しい箇所のみを審査、質疑できる。

    大いに外国人に訪問してもらい日本でお金を落としてもらいたい。また日本訪問は親日家をつくる最も有効なロービー手段だと思う。

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