【今日は何の日?】瀬戸大橋線に加算運賃設定 理由は特殊環境

1月10日、瀬戸大橋線に加算運賃が設定されました。

 1996(平成8)年の1月10日。海を越えて本州の岡山県と四国の香川県を結ぶ瀬戸大橋線(本四備讃線)に、加算運賃が設定されました。同線の児島(岡山県)〜宇多津(香川県)間を利用した場合、運賃に110円(大人)が加算されます。

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1988年4月10日に開業した瀬戸大橋線。上段が道路、下段が鉄道という2層構造(2008年3月、恵 知仁撮影)。

 全長では13.1kmにもなる、いくつもの橋を連ねて海を渡る瀬戸大橋。その特殊な環境から路線の維持管理、また橋の利用料などに多くの費用を要することが、加算運賃が設定された理由です。建設費の回収が目的ではないため、加算は将来にわたって継続されます。

 瀬戸大橋線のほかにも、維持管理で多額の費用が必要であったり、その建設費用などから加算運賃が設定されている路線は、JR西日本の関西空港線(日根野~関西空港間220円)、JR九州の宮崎空港線(130円)など日本各地に存在しています。

【了】

【写真】列車の「床窓」から見える瀬戸内海

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