被災現場、再び崩壊の恐れ 山田線は当面バス振替に JR東日本

JR東日本盛岡支社が、土砂災害で不通となっている山田線の現状を発表。現地の安全が確認できず、調査や分析に2か月を要する見込みです。

斜面に進行中のクラック

 JR東日本盛岡支社は2015年12月22日(火)、土砂災害により上米内~川内間が不通になっている岩手県の山田線について、今後の復旧計画を発表しました。

 同支社は調査の結果、現時点では被災場所の斜面にクラック(割れ目)があることから再び崩壊のおそれがあり、復旧工事安全に行えないと判断。さらなる調査や分析におおむね2か月程度を要すると見込んでいます。

 これに伴い山田線は、盛岡~上米内間および川内~宮古間での折り返し運転を継続し、当面のあいだ、岩手県北バスが運行する「106急行」への振替も継続して実施。年末年始やイベント開催時など混雑が予想される場合は、振替バスを増発できる体制を整えるとのこと。

事故発生翌日の12月12日に行われた車両の転倒防止措置(写真出典:JR東日本盛岡支社)。

 JR東日本盛岡支社は「今後、ボーリング調査により得られた地質条件等データを分析し、斜面の安定性を評価した後、復旧計画を策定してまいります」、また「現地の積雪、融雪状況も踏まえ復旧計画を策定し、復旧工事の再開時期を検討してまいります」としています。

 山田線では12月11日(金)の19時32分頃、岩手県宮古市内の松草~平津戸間で線路内に土砂が流入し、普通列車がその土砂へ乗り上げて脱線。上米内~川内間の51.6kmが不通になっています。12月12日(土)に復旧工事が開始されましたが、斜面にクラック(割れ目)が発見されたため、工事を中断していました。

【了】

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