ドクターイエロー引退の裏側 なぜ“専用車がない方が安全”なのか? ド派手なボディ色の意味と新幹線の未来

唯一残るJR西日本の「ドクターイエロー」も2027年を目途に検測を終了する予定です。高い人気を誇った923形新幹線電気軌道総合試験車ですが、いなくなって東海道・山陽新幹線の安全性は、どのように維持されるのでしょうか。

“お医者さん”の引退と黄色の秘密 老朽化による交代と意外な歴史

 新幹線の線路や架線の状態をチェックする「ドクターイエロー」こと923形新幹線電気軌道総合試験車。JR東海のドクターイエロー(T4編成)は老朽化のため2025年1月をもって検測走行を終了し、すでに引退しました。

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「ドクターイエロー」こと923形新幹線電気軌道総合試験車(画像:写真AC)

 JR西日本のT5編成も2027年以降を目途に検測を終了する予定で、具体的な検測終了時期などは内容が固まり次第示されるとされています。

 多くのファンに愛されたあの鮮やかな「黄色い車体」ですが、なぜあのようなカラーリングになったのでしょうか。

 実は、東海道新幹線の保守用車両などは、夜間でも遠方から判別しやすいよう、黄色が採用されてきた経緯があります。

 また、ドクターイエローは駅にも停車しますが、客を乗せることはできません。そのため、駅停車中にホームにいる一般客が定期列車と間違えて乗車しないように、一目で区別がつく黄色を採用したともいわれています。

 まさに“安全”と“分かりやすさ”から生まれたシンボルカラーだったと言えるでしょう。

【写真】これが「ドクターイエロー」車内です

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