三大難所リニア品川駅が着工 走る新幹線の下に

リニア中央新幹線における東京側のターミナル、品川駅の新設工事がついに本格着工されました。ただこの工事、非常に複雑で神経を使うといいます。

止められない東海道新幹線

 500km/hで走行する超電導リニアを使用し、建設が進められている中央新幹線。2016年1月27日(水)、JR東海はその東京側のターミナルである品川駅の起工式を行い、本格的に同駅の新設工事をスタートさせました。

 JR東海の柘植康英社長は中央新幹線の建設において、南アルプストンネルと名古屋駅、そしてこの品川駅を“難工事”として特に挙げています。

 標高3000m級の山々を通過する南アルプストンネルは、地表から最大でおよそ1400mも深い場所に長さ約25kmのトンネルを掘削するもの。そうした条件から“最大の難関”になる可能性もあり、2015年12月18日に中央新幹線で最も早く本格着工されました。

 そして名古屋駅と品川駅はその地下に“列車を運行させながら”、駅を新設する必要があります。

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赤枠内が東海道新幹線とその品川駅。この地下へ、同様に南北へ延びる形でリニアの駅を建設する(国土地理院の空中写真を加工)。

 品川駅の中央新幹線ホームは、JR東海が運営する東海道新幹線の地下を利用。深さおよそ40mの位置へ、東海道新幹線と同様に南北方向へ延びる形で設けられます。すなわち、東海道新幹線を運行し続けながら、その真下に同じようなホームを造らねばならないのです。起工式に出席した舛添要一東京都知事はこのことについて、「図面を見て驚いた」と話しました。

 しかし2016年1月3日(日)には46万8000人という、1日あたり過去最多の利用者を記録した“日本の大動脈”、東海道新幹線。JR東海の柘植康英社長は「1日たりとも止めることはできません」と話します。

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