三大難所リニア品川駅が着工 走る新幹線の下に

新幹線を走らせながら上空にビル建設

 ただJR東海はかつて品川駅で、似たような工事を行ったことがあります。東海道新幹線の品川駅設置に関連する工事です。

 2003(平成15)年10月1日に追加設置された東海道新幹線の品川駅。およそ6年半の工期を要しましたが、新幹線を日々運行しながら完遂されました。

 またこのときJR東海は地上の新幹線ホームと併せて、さらにその真上へビルも建設しています。先出の空中写真においても、新幹線ホーム上空にビルが建てられているのが分かります。

 JR東海は自社が管理する東海道新幹線の地上、上空、そして地下をフル活用し、品川駅の拡充を進めている形です。

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リニア中央新幹線の品川駅起工式に出席し、祝辞を述べる舛添都知事(2016年1月27日、恵 知仁撮影)。

 かつて品川駅において、新幹線を運行しながら地上と上空で大工事を行った経験があるとはいえ、リニア中央新幹線の新駅設置が簡単ではないのは事実。JR東海の山田佳臣会長は「非常に神経を使う複雑で難しい工事」と話します。

 品川~名古屋間からまず開業し、同区間を最短およそ40分で結ぶ中央新幹線。その列車が走り出すのは2027年、11年後の予定です。

「世界有数の交通の結節点、ビジネスの大拠点になる」

 羽田空港へのアクセスも良い品川駅。JR東海の柘植社長は中央新幹線が開業した未来の同駅について、そのように話しました。

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

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