訪日客案内、人型ロボットが普通に? 小田急「Pepper」導入のワケ

小田急が訪日外国人向けの観光案内用に、人型ロボット「Pepper」を期間限定で導入。「Pepper」で初という「通訳サービス」機能が搭載されているほか、「案内」という実務面以外にも導入した目的があるそうです。

「案内」以外にもある「Pepper」導入の目的

 小田急が「Pepper」を導入した目的は、「案内」など実務面だけを考えたものではないといいます。

「訪日外国人のお客さまに、愛くるしい『Pepper』と想い出を作っていただき、日本旅行のみやげ話にしてほしいと思います」(小田急電鉄旅客営業部、野田さん)

 そうした訪日客に対する「おもてなし」という意味もあるそうです。今回、小田急が設置した「Pepper」には、一緒に記念撮影するプログラムも組み込まれています。

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「Pepper」と並んで記念撮影をする訪日外国人旅行者(2016年2月8日、恵 知仁撮影)。

 小田急電鉄によると、今回の「Pepper」導入は試験的な意味合いもあるとのこと。将来、人型ロボットによる案内が珍しくない日が来るかもしれません。

 なお、小田急の「Pepper」による訪日外国人向け観光案内は2月29日(月)まで、新宿駅の地上コンコースにある箱根旅行専門店「はこね旅市場」前で行われる予定です。

【了】

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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