「けっこうな数だな!」自衛隊向け巡航ミサイル 米政府が調達にゴーサイン
「トマホーク」の調達に合わせて護衛艦の改修も始まります。
最初に搭載される護衛艦は「ちょうかい」
アメリカ国防総省が2024年12月19日に発表した各種装備の契約で、日本向けの「トマホーク」巡航ミサイルの明記が確認されました。
この資料によると、日本向けは78発、モデルは最新型のブロックV(ファイブ)です。
日本は、2025~2027年度に最大400発の「トマホーク」ミサイルを取得する計画です。同ミサイルは他国の基地などを破壊する性能を有するため、2022年度から防衛強化の一環として自衛隊での保有が決定した「反撃能力(敵基地攻撃能力)」の目玉装備のひとつで、海上自衛隊に配備される予定です。
なお、海上自衛隊では今年9月3日の海上幕僚長会見で、「トマホーク」の発射機能を最初に備える護衛艦は「ちょうかい」であると明言しています。
「ちょうかい」は長崎県の佐世保基地に配備されており、定期整備のタイミングで「トマホーク」の発射機能が付加される予定です。定期整備とそれに伴う改修は2025年度末に終了する見込みで、防衛省・海上自衛隊はそれに合わせて「トマホーク」の取得を当初の予定より1年前倒しして、同年度中に実施することにしています。
今回、確認された日本向け「トマホーク」の調達数は、おそらくそれに該当するものと考えられます。
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