出口しかない「中央道の起点」が花いっぱいに!? 道路の両側を大改造 空もスッキリ化
中央道の起点・高井戸IC(東京都杉並区)付近の一般道が“花いっぱい”になりそうです。
クルマ・自転車・歩行者を植樹帯で分離
中央道の起点・高井戸IC(東京都杉並区)付近の一般道が“花いっぱい”になりそうです。
東京都第三建設事務所は2024年12月、高井戸IC付近の都道14号新宿国立線(放射第5号線)の歩道・副道の整備状況と植栽計画を公表しました。
高井戸ICは中央道の起点のインターチェンジです。入口はなく、出口だけがあります。出口は都道14号に接続しており、直進すると国道20号(甲州街道)や新宿・都心方面、すぐ先の環八通りで曲がると東名高速・東京ICや、関越道・練馬ICなどへと通じます。中央道の本線は、首都高速4号新宿線に直結しています。
この出口が接続する一般道の都道14号は2019年6月、中央道高架の下の本線部が4車線で三鷹の東八道路方面へ開通しましたが、付近の歩道と副道は現在も整備が続いています。
対象となるのは、環八通りと交わる中の橋交差点から、高井戸ICを経て、中央道の高架や下本宿通りと分かれる高井戸公園付近までです。
現在すでに、道路の両側は副道のほか、歩行者通行空間と植樹帯で構成されていますが、今後新たに自転車通行空間を設けて歩行者通行空間と分離。そして植樹帯は、クルマ・自転車・歩行者を分けるように、両側に3本ずつ設けます。
本線部(中央道高架)と副道を仕切る植樹帯には、常緑高木を植えてボリュームのある緑を確保。さらに中木として、杉並区の木であるサザンカなども用いて彩りを演出します。
副道と自転車通行空間を分ける植樹帯は、中低木を植えて見通しと緑陰を確保。さらに木は、花が咲くものや、葉の一部の緑が薄くなって複数の色になる斑入(ふい)り種を用いて、彩りや季節感を演出します。
自転車通行空間と歩行者通行区間を仕切る植樹帯も、低木を中心に花物や斑入り種を用いて彩りや季節感を演出します。
すでにある築堤は撤去されます。既存の樹高3m以上の街路樹は、位置によってそのまま流用したり、移植したり、植え替えたりします。
また、電柱をなくして電線を地中の共同溝に移す工事も並行して進めます。
工事は現在、無電柱化に関する作業が進められており、今後、歩行者・自転車の通行空間や、新たな植樹帯、道路照明などの整備へと進んでいきます。一連の工事は2027年度まで続く計画です。
これって整備はいいけど、10年単位で維持考えてるかな? 緑化は反対しないが、成長とともに見通し疎外したり。
とくに樹木は根が自由にはれず枯渇したり、地表隆起したり、地域住民等保存運動etcで大問題になる未来しか見えない。