タブレット端末、在来線運転士用に導入 津波発生時にも有効 JR東海

JR東海が、在来線運転士用にタブレット端末を導入。これにより安全性が向上するほか、津波発生時にも活用できるといいます。

口頭から文字へ GPSも利用

 JR東海は2016年4月6日(水)、在来線の運転士用にタブレット端末を導入し、2017年度末から使用を開始すると発表しました。

 現在、列車の運行を管理する指令員から運転士への情報伝達は列車ごとに口頭で行われており、運転士は停車後にメモを取るなどして対応しています。これがタブレット端末の導入によって文字を使った伝達になり、確実性が増すほか、安全性も向上するとのこと。複数列車への一斉送信も可能なことから、情報を素早く伝えられるようになるといいます。

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タブレット端末導入後における指令員から運転士への情報伝達イメージ(画像出典:JR東海)。

 ダイヤが乱れた際に運転士へ変更などを伝える場合でも、現在は臨時の時刻表をFAXで駅に送り、駅員から運転士へ手渡しする方法がとられていますが、今後は運転士のタブレット端末へ情報を直接送る方法に変更。手配の迅速化が図られる計画です。

 端末のGPS位置情報を活用して、運転士に徐行区間などを文字と音声で知らせる機能も搭載。また、津波警報などの情報もこれまでは口頭伝達でしたが、タブレット端末で自動受信し、GPS位置情報と電子化した津波避難マップを活用することにより、すみやかな避難誘導の実現が目指されます。

 このほか、運転士がタブレット端末で撮影した現地の映像を指令員と共有できるようになるほか、紙で携帯している規程やマニュアル類も電子化。設備投資額は概算7億円で、タブレット端末はおよそ900台が導入される予定です。

【了】

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