あっ!という間の「シン・ジェット機最短国内路線」驚愕フライトの全容とは? “距離”以外も珍景続出!【イベントレポート】
2024年12月31日、静岡に拠点を構える航空会社、FDAと型破りなイベント「FDA×乗りものニュース”驚短”の特別フライト」を実施しました。内容は、直線距離にしてわずか45km(28マイル)しかない区間でチャーター便を運航するというもの。今回は、その様子をレポートしていきます。
実は「ただ驚短距離を飛ばす」だけじゃない
「乗りものニュース」は2024年12月31日、静岡に拠点を構える航空会社、FDA(フジドリームエアラインズ)とコラボし、型破りなイベント「FDA×乗りものニュース”驚短”の特別フライト」を実施しました。内容は、直線距離にしてわずか45km(28マイル)しかない区間でチャーター便を運航するというもの。今回は、その様子をレポートしていきます。
今回のチャーター便は同じ愛知県内にある「小牧(県営名古屋)発中部行き」で設定されました。2024年現在、ジェット機最短の航空路線は「那覇~久米島線」で約94kmです。国内の航空史上最短のジェット機路線とされる「宮崎~鹿児島線」でさえも、約69kmとされています(編集部調べ)。
今回フライトする小牧~中部間の45kmという距離は、それらをいずれも下回るため、非公式ながら「ジェット機最短の旅客便イベント」となります。なお、45kmは、東京駅から横須賀程度の距離に匹敵します。
ちなみに、トラブル時などに極まれに運航され”驚短旅客便”として話題となる「成田~羽田線」は、直線距離約60km。これより短い距離のフライトも存在するものの、これらは事前設定されたものではないため、狙って乗ることはほぼ不可能です。
また、今回のチャーター便は、そもそも回送運航(フェリー)便と設定されていたものを、旅客便に切り替えて運航。このことで「本来燃油費だけかかってしまっていたフェリー便を活用できる」という、ユニークな取り組みであることも特徴です。
この便では、チャーターイベント翌日となる2025年元旦に中部空港発着での「初日の出フライト」を控えた、金色の胴体デザインが特徴のエンブラエル175「JA09FJ」を使用。今回はFDAの拠点である小牧空港から「初日の出フライト」会場である中部空港へのフェリー便をチャーターしています。
チャーター便は時刻表上では、「小牧15時25分発→中部16時00分着」でセットされました。便名は「FDA5615便」。イベント参加者には、オリジナルのフライトタグやネックストラップとともに、普段の旅客便で提供されるお茶やお菓子も事前に配られました。
これは、フライト時間が短かすぎてシートベルト着用サインが消えることがないため、機内サービスの提供が難しいという理由からです。
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