GW渋滞、今年の特徴は 新東名延伸もなぜ渋滞発生、多くなる?

しかし今年の渋滞回数は増加の見込み なぜ?

 ただ、2016年のGW渋滞予報によれば、10km以上の渋滞が発生する回数は352回で、昨年実績の296回を大きく上回っています。これはなぜでしょう。

「昨年同時期(2015年4月28日~5月8日)は、大型連休としては5連休が1回であったのに対し、今年は3連休が2回、2連休が1回と休日が多いこと、また、昨年はGWの後半に天候不良による出控えがあったと考えられることから、今年は昨年と比べ渋滞が多くなる予想となっております」(NEXCO中日本広報室)

 つまり原因は「休日の並び」と「天候」ということです。

Large 160501 jyutai 02
2016年2月に、新東名の浜松いなさJCT~豊田東JCT間およそ55kmが延伸開業。御殿場~豊田間の高速道路が二重化された(画像出典:NEXCO中日本)。

 GWなどの交通集中期における渋滞は、年々緩和される傾向にあります。その理由は主に次のふたつです。

(1)利用の分散化
(2)渋滞対策の進捗

(1)の「利用の分散化」は、社会的な休日の分散化もありますが、的中率およそ8割を誇る「渋滞予報カレンダー」の浸透により、利用者側に渋滞を避ける意識がかなり広まりつつあることも一因でしょう。実際、GW渋滞を避けるには、日付や時間帯をずらす以外に有効な対策はありません。

(2)に関しては、新東名の開通がその好例です。2018年度には新名神の四日市~亀山西JCT間が開通予定。これで東名阪道の恒常的な渋滞も解消されるはずです。

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

3件のコメント

  1. > つまり8年後には、GW期間中に大きな渋滞が発生するのは首都圏だけになると考えられます。

    つまり、最大のボトルネックは解消されず、最後まで残りますよ、と。普通はボトルネックから解消していくものだろうに。東京周辺は地価を吊り上げ過ぎで、手を打つ予算が足りないのだろうな。

  2. G.W.盆暮れ そしてシルバーウィーク、これに合わせて道路を整備したら平日は閑散として、予算のムダ使いと言われてしまうのだろうな。車を運転する身としては幾ら空いていても文句は言わないが、、、

  3. 新名神が神戸JCTまでつながっても、阪高3号神戸線の大渋滞はなくならないでしょう。。。