「優先席」だと思ったら「専用席」でした。 座っちゃダメ? 全国唯一がある地下鉄 その実態
電車に乗ると車両ごとに必ず優先席が設けられています。ところが、札幌市の地下鉄には優先席ではなく「専用席」が設けられています。これにはどんな理由があるのでしょうか。
専用席の様子は? 実際に乗ってみた
では実際、札幌の地下鉄で「専用席」はどう利用されているのでしょうか。
休日の20時頃に札幌地下鉄南北線の大通駅からすすきの方面に向かう電車に乗り込むと、車内は通常の座席は全て埋まっており、立っている乗客も60%ほどを占めているなど、かなり混雑した様子でした。
その中で、車両の端にある専用席は空席が目立ち、専用席の前にはつり革を持って立っている若者の姿も。多くの人が専用席を認知していることが見受けられました。
一方、専用席の利用対象である高齢者や、からだの不自由な方は率先して専用席に座っており、地下鉄を利用しているユーザーのマナーが守られた車内空間となっていました。
SNSで札幌の専用席についての反応を見てみると、「実際住んでみてラッシュ時も空席なことが多かった」「札幌の地下鉄は優先席じゃなくて専用席だから絶対空いてて助かる」といった声があり、札幌市民を中心に専用席として周知されている様子がうかがえます。
東京などを走る電車の車内では、優先席と書かれていても空いていれば対象者ではなくても座る人もいれば、優先席だからと座らないよう心がける人もいます。人によって認識は異なるようですが、なかには酔っ払って優先席を寝転ぶように占領しているケースも散見されます。
優先席に関するネット上の意見には、「札幌の地下鉄のように各私鉄もそうしたらいいのに」といった声も見られます。
もし専用席が全国に広まるならば、現在の優先席マナーに関するユーザーの認識も変化していくかもしれません。
こちら札幌。専用席は座らないですね。たまに旅行や出張で道外に行った時に優先席と書いてあったので、多少の違和感はありつつも優先席でも空いてて且つそれに準ずる人がいない時は優先席座ることもありました😅