米空軍、磁気浮上式で世界最速を記録 目標マッハ10、何を目指すのか

アメリカ空軍が「磁気浮上式」で時速633マイル(1018.7km/h)という世界記録を達成しました。なぜそのようなものを、空軍が開発しているのでしょうか。

「マグレブ スレッド システム」の利点とは? 米軍が見据えるマッハ5以上の「極超音速時代」

 第846試験隊隊長のショーン・モーガンスタン空軍中佐は「『マグレブ スレッド システム』の開発試験を行えることはラッキーだし光栄に思う」とコメントし、その目的や利点について次のように語ります。

「『マグレブ スレッド システム』によって、私たちは多くの振動を抑制することができるようになります。試験対象の兵器システムの一部に敏感なコンポーネントがあったとしても、より現実的な環境で試験が行えるのです。我々はさらなる高速を目指し、さまざまな速度や荷重によって振動環境を測定することで、磁気浮上式の真の能力を把握することを目的とします」(モーガンスタン中佐)

 アメリカ空軍は、現在の技術では極めて迎撃が難しいマッハ5以上の“極超音速”で飛翔する軍用機や無人機、そして巡航ミサイルを開発しており、こうした兵器システムに搭載されるコンポーネントは、第846試験隊による試験・評価がなくては実用化することができないのです。

【了】

Writer:

1981年生まれ。航空軍事記者、写真家。航空専門誌などにて活躍中であると同時に世界の航空事情を取材し、自身のウェブサイト「MASDF」(http://www.masdf.com/)でその成果を発表している。著書に『JASDF F-2』など10冊以上。

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コメント

1件のコメント

  1. すいません、私の頭ではモーガン中佐のコメント、理解出来ません。

    「此のシステムは、個々の部品を実機に装着する前の予備試験として有用だ」

    との理解でよろしいのでしょうか?

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