大阪に「異世界みたいな新駅」開業! 地下空間では世界最大の“ドデカ液晶ビジョン”も 実際に行ってみた
万博会場となる大阪の人工島「夢洲」に、地下鉄の新駅が誕生しました。駅の構内は、まるでSFのような雰囲気を醸し出しています。
新駅ができた「夢洲」どんな場所なのか
大阪メトロ中央線の延伸区間となるコスモスクエア~夢洲(ゆめしま)間が2025年1月19日、開通しました。公共交通機関が存在しなかった人工島に、期待の新駅が開業したのです。駅の構内は、まるでSFのような雰囲気を醸し出しています。
新駅ができた夢洲は、大阪・関西万博の会場が建設中です。それまでは未開発で、一部区画で物流施設が広がるだけでした。万博開催を機に開発が一気に進められ、そのアクセス路線として中央線がコスモスクエア駅から延伸された形です。
北東には、スポーツ施設が集積する人工島「舞洲(まいしま)」が位置し、夢舞大橋で結ばれています。南東には、大規模イベント会場「ATC」や中枢ビル「WTC」がある人工島「咲州(さきしま)」があり、夢咲トンネルで結ばれています。
以前はコスモスクエア駅から夢洲へ北港観光バスが3系統「コスモドリームライン」、4系統「コスモ夢洲便」を運行していましたが、会場工事の関連車両の往来が激しくなり、需要も少なかったため2024年8月1日に廃止。公共交通機関で夢洲へ上陸できない状態が続いてきました。
これまでの終点だったコスモスクエア駅がある咲州と夢洲を結ぶ夢咲トンネルは、道路部分が先行して2009年に開業していますが、鉄道を併設する準備工事も施されており、2020年7月から鉄道延伸部の工事が進められてきました。夢洲駅は万博の玄関口となるだけでなく、2030年にはカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の開業も予定されており、国際観光拠点の玄関口ともなる予定です。
コスモスクエア~夢洲間の延長は約3.2km。路線運行としては大阪メトロの「中央線の延伸部」となりますが、線路やトンネルなど施設は大阪市主体の第三セクターが「北港テクノポート線」として保有します。
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