三菱車の燃費、なぜ悪かった? 責任を取った日産

過去にダイムラーから見捨てられた三菱自、ゴーン氏との相性は?

 三菱自は、2000(平成12)年にドイツの名門企業であるダイムラー社(当時はダイムラー・クライスラー社)の傘下へ入りましたが、直後に「リコール隠し問題」が発覚。ダイムラー側は三菱自のチェック体勢の改革を目指しましたが、2004(平成16)年には2度目のリコール隠しが表面化。2005(平成17)年、資本関係を解消して三菱自を見捨てました。

 ダイムラー社の社風は典型的なトップダウン。三菱自の病根は、表向きは上司の言いなりになり、裏でごまかすというもの。上からの圧力には慣れていたのでしょう。

 対する日産の社長兼CEOで、フランス・ルノー社の取締役会長兼CEOあるカルロス・ゴーン氏のやり方は、適切なトップダウンで内なるボトムアップ力を引き出す手法といわれています。日産もかつて、技術力はあるが官僚的な体質の会社で、それが経営危機の原因になりました。つまり、いまの三菱自に似ていた面があります。

 三菱自の再建を「日産のミニチュア版」と見れば、ゴーン氏はダイムラーよりうまくやれる……と期待したいところです。

【了】

Writer: 清水草一(首都高研究家)

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高はなぜ渋滞するのか!?』などの著作で、首都高研究家/交通ジャーナリストとして活動中。

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コメント

2件のコメント

  1. 台数も少ないし他社のに乗ったことないし、当たり外れもあるから断言出来ないけど、
    今までずっと日産車に乗ってきてその間 常にカタログ燃費に近い数字が出ていた。
    今の車 -0.5㎞/㍑くらい
    此の会社 そこはシビアなのかな?
    でも軽の供給受けたときに見抜けなかったのかな?証拠が揃うまで言えなかったんだろうか。
    しかし三菱も随分舐めたことしますね。
    日産に 軽の供給始めたのに プロを相手に隠し通せると思っていたんですかね?
    部外者だからこんな感想しかないけど。

  2. ゴーンは当面の間スリーダイヤをなくさないような事を言っているが最終的に継続困難になったら吸収以外あるまい。
    プリンスの吸収や新日国車体や民生ディーゼルを傘下に収めたのとは根本的な違いがある。
    企業文化の違いもだが作る側・売る側・買う側の考えが違いすぎる。作る側はともかく買う側(ユーザー)の双方の反発は強いように感じられる。