ロシア軍の“防空の要”対空ミサイルのためのレーダーを失う「戦場で破壊されるのはかなり珍しい」

ロシア軍の高高度を守る対空ミサイルシステムの一部。

低空を飛行する無人機によって確認される

 ウクライナ陸軍は2025年1月27日、S-400対空ミサイルシステムの一部である96L6Eレーダーを破壊した動画を公開しました。

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S-400対空ミサイルシステムの対空ミサイルを運搬する車両(画像:ロシア国防省)。

 96L6Eレーダーは、S-400ミサイルが中程度および高高度で航空ターゲットを検出する上で極めて重要な装備となっており、同レーダーがないとS-400は防空能力を発揮できません。

 破壊された96L6Eレーダーは、防空のためにレーダーを展開する最中を狙われたようです。動画では、空中で無人機が監視しており、その後、砲撃か自爆ドローンのものと思われる爆発が起きる様子が収められています。同レーダーが戦場で破壊されることはかなり珍しいことのようです。

 ウクライナ国防省の公式ニュースサイト「アーミーインフォーム」によると、攻撃したのは第15独立砲兵偵察旅団「ブラックフォレスト」で、「このレーダーの破壊は、周辺に展開するロシア軍の防空能力を大幅に弱めます」と発表しています。

【画像】これないとミサイルが撃てない! ,S-400対空ミサイルシステム用のレーダーです

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