リゾートしらかみに新車投入 新たな車内イベントに人形芝居も
五能線の観光列車「リゾートしらかみ」にハイブリッドシステムを搭載した新型車両が投入されます。
6年ぶりの新型車両投入
JR東日本・秋田支社は2016年5月17日(火)、五能線などを走行する観光列車「リゾートしらかみ」の「ブナ」編成に、ディーゼルエンジンと蓄電池を組みあわせて走るハイブリッドシステムを搭載した新型車両(HB-E300系ディーゼルカー)を投入し、7月16日(土)から運転を開始すると発表しました。
外装はJR東日本の豪華クルージングトレイン「TRAIN SUITE 四季島」などのデザインを手がける「KEN OKUYAMA DESIGN」が担当。「ブナの木立ちをグラデーションで表現し、ナチュラルなグリーンの濃淡で優しい木漏れ日を感じさせるデザイン」といいます。
3号車には「ORAHO(おらほ)」カウンターを設置。「おらほ」は「私たちの方」という意味の津軽弁で、ここでは地酒や沿線のスイーツ、お土産などが販売されます。
車内イベントにはこれまでの「津軽三味線生演奏」や「語りべ実演」に加えて、新たに青森県中泊町の無形民俗文化財「津軽伝統金多豆蔵(きんたまめじょ)人形芝居」が登場。「金多」と「豆蔵」による掛け合い漫才のほか、津軽民謡にあわせた人形の手踊りなど、バラエティに富んだ内容の人形芝居です。
「リゾートしらかみ号」は秋田~弘前・青森間を五能線を経由し、冬期の平日などを除いて毎日2~3往復運行されている観光列車で、「ブナ」編成のほかには「くまげら」編成と、すでにHB-E300系ディーゼルカーが投入されている「青池」編成があります。
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