旅客機は「燃料が悪すぎる交通手段」なのでしょうか? 1回のフライトで何万Lも燃料使いますよね…?

旅客機は一般的に、大量の燃料を消費することで知られています。果たして実際に「環境に悪い交通手段」なのでしょうか。実はそうでもないかもしれません。

実は考え方によっちゃ「燃費いいクルマ」にも及ぶ?

 もちろんいつも満席になることはないものの、飛行機は一度に多くの乗客を運べます。

 JALの場合、国際線仕様機でも配置が数パターンあり、それにより座席数も異なりますが、たとえば747-400であれば384席、777-300は244席、787-8は186席です。

 これらのモデルをもし座席数で掛け算し、1人あたりで試算した場合、いずれも満席であれば燃料1Lで20km以上の距離を飛べることになります。そうなると、燃費性能の良さをうたう自動車並みの数値となるわけです。

 なお、飛行機の燃料には、ケロシンというものが使われます。これは灯油に近しい成分ながら、摂氏マイナス50度の気温まで下がる上空で凍結を防ぐべく、水分をできるだけ含まないよう調整されたものです。

【写真】超豪華…これが「JAL初のジェット機」驚愕のファーストクラスです

最新記事

コメント