「新大宮バイパス」東京都内“ナゾの2車線区間”も変わる? “池袋直結”へ向け改良工事
東京とさいたま市を結ぶ大幹線として機能している国道17号「新大宮バイパス」。そのなかで東京都内区間に存在する暫定2車線区間の4車線化について、具体的な工事が動いています。
「池袋ー新大宮バイパス直結」はいつ?
新大宮バイパスの川越街道から東京側は、東京メトロ有楽町線の平和台駅方面へ通じる「放射35号」とつながっています。2024年に平和台駅前で交わる環八通りをくぐる「平和台トンネル」も開通しました。
放射35号は平和台-氷川台間で「放射36号」となり、現在、氷川台から環七通りまでの未開通部の工事が進んでいます。
ここが完成すると、環七通りから池袋駅西口にまっすぐ通じている4車線の「要町通り」と一体化され、新大宮バイパスは東京―さいたまの大動脈としての機能が大幅に増します。国道17号のみならず、川越街道のバイパスとしての交通分散も期待されているルートです。
また、新大宮バイパスと川越街道・放射35号が交わる「新大宮バイパス入口」交差点は現在平面交差ですが、ここは「北町インター」として、将来的に新大宮バイパスが川越街道の下をくぐるようになります。現在は交差点の南北で、インターチェンジのランプを作る用地が確保されています。
新大宮バイパスの改良も含め、全てのカギを握るのが、放射36号の未開通部の工事です。東京都によると、2023年度末時点で約88%。現在の事業認可期間である2031年3月までに道路が完成するよう取り組んでいるとしています。
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