自衛隊に「驚愕の新兵器」導入か!? ドローンの大群“まとめて無力化 ” 新たなイメージが公開
目に見えない!?
「高出力マイクロ波」兵器の新たなイメージ公開
防衛装備庁は2025年1月30日、研究開発事業の概要を紹介する「研究開発パンフレット」を刷新したと発表。この中で、「高出力マイクロ波」(HPM)兵器の新たなイメージを公開しました。
![Large 20250210 01](https://trafficnews.jp/wp-content/uploads/2025/02/230731_drone_01-600x401.jpg)
現在、ウクライナにおける戦いではドローンが猛威を振るっています。防衛省は今後、大量のドローンが連携しながら攻撃を行う「ドローン・スウォーム攻撃」が将来の脅威になると想定しています。
ドローンは比較的安価なため、これまでの防空システムで対処した場合、コストが高くなるなどの課題があります。そのため、低コストの指向性エネルギー兵器(目標に対して高出力のエネルギーによる照射攻撃を行う兵器)による新たな防空システムが必要となってきています。
指向性エネルギー兵器は、多くの目標に対して瞬時に対処でき、電力消費のみで済むなど、コスト面でも優れています。この指向性エネルギー兵器の一つが高出力マイクロ波で、防衛省は「将来のゲーム・チェンジャー」として位置付けています。今後はアメリカとの共同研究が進む見通しです。
この共同研究では、アメリカ国内の試験場で共同研究を実施し、両国間で試験データを共有。双方の高出力マイクロ波システムを用いて、電子機器などへの効果を共同で評価するとしています。
高出力マイクロ波は、既に発生装置が試作されており、ドローン対処実験も行われています。今後は小型化・高出力化を進めることで、トラックや艦船、航空機などへの搭載も視野に入れている模様です。
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