特命米軍機、サミットで来日 「エアフォース・ワン」の陰で「最悪」想定
2016年5月、「G7伊勢志摩サミット」でアメリカのオバマ大統領が専用機「エアフォース・ワン」で来日。しかしあまり知られていませんが、その陰である“アメリカらしい飛行機”も日本を訪れています。同機が想定しているのは「最悪」です。
「エアフォース・ワン」の陰に隠れた飛行機
2016年5月26日(木)より開催された「G7伊勢志摩サミット」。その前日の夜には、オバマ米大統領の専用機VC-25、いわゆる「エアフォース・ワン」が中部国際空港に飛来しました。またオバマ大統領の来日に先立ち、大統領専用ヘリコプター「マリーン・ワン」(VH-3D、VH-60N)が、C-17「グローブマスターIII」大型輸送機によって航空自衛隊の小牧基地(愛知県)に持ち込まれています。
「エアフォース・ワン」および「マリーン・ワン」はTVニュースなどにおいて大きく取り上げられたので、知っている人も少なくないでしょう。その一方で、全く話題になっていませんが、実はもう1機種、ある特命を帯びアメリカ本土から来日した飛行機がありました。
その飛行機とは、アメリカ空軍のボーイングE-4B「NAOC(国家空中指揮機)」です。E-4Bの原型は、大統領専用機VC-25と同じボーイング747-200「クラシックジャンボ」であり、塗装もよく似ています。大統領の外遊時には必ず「エアフォース・ワン」に同行し、今回のオバマ大統領来日においても、5月22日(日)には在日米空軍の嘉手納基地(沖縄県)に飛来していました。
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