仙台空港にナゾの搭乗口「90番」出現…なぜ? 搭乗口少ないのに数字デカすぎ! でも実は「すっごい効率的」なワケ

効率的ィ~!!

かつては「1・2番搭乗口」で対応も

 2024年12月から、仙台空港の国際線エリアに変化が生じています。15か所にも満たない同空港の搭乗口に、「90」の番号が付与された搭乗口が出現しているのです。どういった理由でこの搭乗口が生まれたのでしょうか。

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仙台空港(2025年2月13日、乗りものニュース編集部撮影)。

 この90番搭乗口は、国際線、かつターミナルから離れた駐機場「オープンスポット」に、バスで機体のそばまで向かい搭乗する便、もしくはバスを経由してターミナルに戻る便に使用されます。これまでこの役目は同じ改札口から乗り降りする1・2番搭乗口が担っており、ここでは同じ改札口から、ターミナルより「ボーディングブリッジ」と呼ばれる搭乗橋で直接乗り付ける方式とバス搭乗による方式、ふたつを採用していました。

 今回の改修で2番搭乗口は「ボーディングブリッジ」方式専用に、そして、90番搭乗口はバス搭乗方式専用に完全に分離。2番と共通の改札口を用いていた1番搭乗口は廃止となりました。このことで、国際線の便の発着時刻がずれ込み、同じ時間帯に複数の便の発着に対応しなければならないケースにおいても、これまでよりスムーズに運用できるほか、インバウンド(訪日旅行者)増加による増便にも対応できるとのことです。

 なお、90番という番号を用いた理由について、同空港を運営する仙台国際空港の担当者は「本来は1番搭乗口はバス搭乗を想定していましたが、スタッフが勘違いする可能性がありました。そのためできるだけ数字を離して『90』を搭乗口番号に設定しました。また、定期旅客便ではない便も駐機場番号が割り当てられるため、そういった駐機場番号とも被らないようにする目的もあります」としています。

 なお、同空港では搭乗口の再整備とともに、搭乗口付近の免税店のリニューアルも実施。店内で東北地方の産品を取り扱うコーナーを約20平方メートル設け、ここでは南部鉄器や果物などを取り扱っています。

【写真】えっ…これが仙台空港「90番搭乗口」全貌です

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コメント

1件のコメント

  1. 羽田空港の第1ターミナルもバス搭乗口は80番~と90番~だったはずです