ファッ!? フィギュアの祭典に「電動キックボード」が展示…なぜ? 実はちゃんとアニメ関係ありました!
フィギュアのイベントになぜか展示してあったEVキックボード。なぜここにこの製品が展示してあったのでしょうか。話を聞くと、とある有名アニメの“生みの親”が関わっていました。
「変形する」ということに特にこだわる
担当者はキックボードのデザインについて「ハンドルやフロントライトのデザインは、特にこだわりました。いわゆるキックボードではない楽しみを感じてもらえるような、繊細なデザインを意識しました」と話します。
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キックボードの本体重量は18.85kgで、折りたためば後輪をキャスターのような要領で運べる仕組みとなっています。速度選択に関しては歩道走行モードの6km/hと車道走行モード20km/hが選べるそうで、オートクルーズ機能も搭載されているとのことです。
そして、大きなキーワードとなっているのが、河森さんがメカデザインを担当している「マクロスシリーズ」でもお馴染みの“3段変形”の要素です。
「走行モード、駐車モード、折りたたみモードの3段階の変形を可能にする『3Wayヴァリアブルスタンド』という独自設計の機能を付けています」
またこの変形機構には、盗難防止という実用的な効果も期待できます。当初は付属パーツや別売りのパーツを付けて防犯能力を高めようという考えだったそうですが、河森さんが「変形させればいいのでは」と言ったことをきっかけに、3段変形させるという方針になったそうです。マクロスのメカデザイナーが考えた3段変形機構――広義な意味での「キャラモノ」といえます。
なお、会場の別ステージでは、河森さんが登壇しての同製品に関係したトークショーもあり「身近なSFを感じられる」とアピール。「都会の中の渋滞ってエネルギーロスが多いじゃないですか。都市ではこうした最小限のモビリティで移動することにより、渋滞や色んな問題も解決できてクリーンな街になるんじゃないでしょうか」と電動キックボードの利点について話していました。
なお、このキックボードは特定小型原動機付自転車として販売する予定で、「GREEN FUNDING」でクラウドファンディングを行った際は、開始から2日で目標金額達成、5日でクラウドファンディングプラットフォームGREEN FUNDING電動キックボードカテゴリにおける史上最高金額を突破したとのことです。
Writer: 斎藤雅道(ライター/編集者)
ミリタリー、芸能、グルメ、自動車、歴史、映画、テレビ、健康ネタなどなど、女性向けコスメ以外は基本やるなんでも屋ライター。一応、得意分野はホビー、アニメ、ゲームなどのサブカルネタ。
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