「京都‐名阪国道」ルートに新トンネル24日開通! 長さ3kmで峠ぶち抜き 将来は新名神に連絡
京都府道62号宇治木屋線の「鷲峰山トンネル」が、2025年2月24日に開通します。
府道62号バイパスが開通
京都府の宇治市と和束町を結ぶ府道62号宇治木屋線のバイパスが、2025年2月24日15時に開通します。難所を一気に通過できる新ルートの誕生です。
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バイパスは、宇治田原町南と和束町別所を延長3.6kmで結びます。現道は普通車でもすれ違いが難しいほど狭い箇所や、急カーブ・急勾配が続くなど走りにくい区間がありますが、バイパスは幅7.5m・2車線で整備され、長さ2953mの鷲峰山(じゅうぶざん)トンネルで犬打峠を一気に通過します。
現在、トンネル北側の宇治田原町では新名神高速の建設が進んでおり、府道62号や国道307号と接続する形で宇治田原IC(仮称)が設置される予定です。
現在、和束町から最も近い高速道路ICは、役場から約25分の京奈和道の木津ICですが、鷲峰山トンネルと新名神が開通した後は、役場から約15分の宇治田原ICが最寄りとなり、アクセス性が向上します。
また、広域で見た場合は、三重県伊賀市などの名阪国道沿線から国道163号・鷲峰山トンネル・新名神などを経由して、京都府の宇治市や京都市方面へ抜けるルートが新たにできる見込みです。
府は、バイパスの整備効果として、安全性やアクセス性の向上に加え、大雨時などでも常時通行可能になることや、地域の茶産業や茶文化を活かした観光促進など地域の発展にもつながるとしています。
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