「東北を縦断する本線」の“不通”解消へ!新たに快速も新設 電車から気動車に切り替え

701系ではなくなります。

奥羽本線(新庄~院内)の運行形態が明らかに

 JR東日本は2025年2月20日、大雨による被害で運転を見合わせている奥羽本線の新庄~院内間について、4月25日(金)から運転を再開すると発表。運行形態についても明らかにしました。

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GV-E400系(画像:写真AC)。

 奥羽本線は福島~青森間を結んでいますが、新庄~大曲間は優等列車が走っていません。このうち新庄~院内間は、2024年7月25日の大雨で土砂流入や盛土法面崩壊など、26か所で運転に支障をきたす被害が発生。現在も復旧工事が進められています。

 これまで新庄~院内間は電化区間で、701系電車で運行されていました。運転再開にあたっては、電気式気動車のGV-E400系とキハ110系が投入される予定です。架線は順次撤去され、奥羽本線では同区間のみが非電化となります。JR東日本によると、非電化区間にすることで、今後被災した場合でも早期の復旧が可能になるメリットがあるといいます。

 運転再開時のダイヤは、新庄~真室川間(キハ110系で運転)1.5往復、新庄~院内間(GV-E400系で運転)7往復。そのうち1.5往復が快速列車となる予定です。下り秋田方面は横堀、上り新庄方面は院内で、同一ホームによる乗り継ぎができる見込みです。

【図】これが新しい奥羽本線の運行形態です

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