世界初!?「無人戦闘機」がアメリカ空軍で試作機の指定を受ける 選ばれたのは“老舗の防衛企業とシリコンバレーの異端児”
これにはイーロン・マスクもニッコリ?
2機の試作無人機が決定。SFの世界が現実に?
アメリカ空軍は2025年3月4日、共同戦闘機プログラムで調達予定の試作無人戦闘機2種の形式をYFQ-42AとYFQ-44Aに指定したと発表しました。

この2種の無人機は、戦場で有人戦闘機と行動を共にしながら空対空ミサイルの運搬や発射ができる機体です。自律飛行能力を有し、有人機や別の無人機と連携して空戦することも想定されています。
YFQ-42Aは、アメリカ空軍をはじめ世界各国の軍に無人機を提供しているゼネラル・アトミックスの機体です。一方のYFQ-44Aは、2017年に設立された新進気鋭の防衛企業アンドゥリルの設計した機体です。アンドゥリル社はシリコンバレーの異端児とも呼ばれるパルマー・ラッキー氏が創業者の一人として名を連ねており、ウクライナにも供給されている自爆ドローン「Altius-600M」のほか、徘徊兵器用に対応した迎撃ドローン「ロードランナーM」を開発したことで知られています。
こうした無人機は、将来の空戦において航空優位を確保するために欠かせない存在になるとみられおり、デビッド・オールビン空軍参謀長はこの2機を「戦闘機の指定を控えた最初の無人航空機です」とXに投稿しています。
なお、アメリカ空軍はYFQ-42AとYFQ-44Aについて、2025年夏には飛行可能な状態になると発表しています。
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