大阪北部の「ブツ切り重要幹線」まもなくつながる! 鉄道密集地帯のスゴい道 それでもまだ残る“ブツ切り部”
大阪北部で阪急線をまたぐ大きな陸橋がまもなく開通予定。広域なネットワークを担う幹線道路がいよいよつながろうとしています。ただし、まだ“残念な”部分が残ります。全てつながると、どのような道になるのでしょうか。
まだまだある分断区間
前出の通り、十三高槻線は中央環状線で“分断”されており、正雀方面から来ると中央環状線の北向きにしか行けません。

この前後は中央環状線をまたぐ高架橋を架けられそうなスペースが確保されているものの、近畿道をまたぐ大きなものになることから実現に至っていません。
さらに、高槻市内は檜尾川より先に分断区間があります。川沿いの堤防道路でつながっているため、開通済み区間と行き来は可能なものの、走りづらさは否めません。最終的には、その先の高槻市井尻で国道171号に合流し、京都方面に通じています。この檜尾川の分断区間より先は、国道170号のバイパスとして府が建設を進めています。
また、この国道170号バイパス(十三高槻線)の国道171号合流部近くへ、「新名神のアクセス道路」を接続させる計画もあります。新名神の高槻ICから国道171号まで、信号ナシで通れる「高槻東道路」を、十三高槻線まで延伸させる事業が2020年から進められています。
兵庫がつながって“ナイスな道”になる…!
折しも兵庫県内では2025年3月と秋、尼崎市内で大阪の内環状線に通じる東西道路「園田西武庫線」の未開通部が相次いで開通し、「兵庫と大阪を結ぶ新たな東西幹線」になるとアピールされています。
ここが開通すると、武庫川東岸から内環状線を経て、吹田で十三高槻線に接続し、阪急神戸線と阪急京都線沿線の都市部を直接連絡するネットワークが出来上がります。
さらに、十三高槻線と中央環状線の交差部が通り抜け可能になれば、北摂を縦断する幹線道路としての機能が高まりそうですが、その実現はまだまだ時間がかかりそうです。
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