レオパルト2戦車ベースの“化け物重機”がデモンストレーション「地雷原を吹っ飛ばす!」特殊装備も披露

シャーシがレオパルト2戦車の工兵車両。

部隊移動の支援や災害派遣でも活用可能

 ドイツの防衛企業であるラインメタルは2025年3月6日、AEV3「コディアック」装甲工兵車のデモンストレーションをポーランドのオストルヴォ・クリツキェ軍事訓練場で行ったと発表しました。

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ポーランドでデモンストレーションを行うAEV3「コディアック」(画像:ラインメタル)

「コディアック」はレオパルト2戦車の車体を元に作られた工兵車両です。車両や歩兵の作戦行動に支障をきたす障害物の排除や、対戦車塹壕の掘削などのほか災害派遣にも対応しており、ショベルカー用のバケットやグリッパー、油圧ハンマー、アースオーガーなど様々な装備を取り付け可能です。同車両はドイツのほかスイス、スウェーデン、オランダ、シンガポールで採用されています。

 また、ロケット推進式の「Plofadder」地雷除去起爆システムを装備し「ケイラーNG」としても運用可能で、今回の会場ではモジュールを変更するデモンストレーションを行い、ポーランドの軍、調達機関、産業界関係者にアピールしたとのことです。

 なお、「Plofadder」を搭載した「ケイラーNG」は、地雷原に埋まった約160m長、9m幅の地雷をわずか数分で一斉に爆破処理し、車両の通行を支援することが可能です。

【画像】装備を変えて様々に変形! これがAEV3「コディアック」です

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コメント

1件のコメント

  1. わざわざ戦車ベースにせンでも…と思ッたが、重機にここ迄汎用性の有るのは殆ど無いな 重機は能力特化だモンな