愛知―岐阜むすぶ「新たな橋」でコストコ行きやすくなる!? 橋の名前が正式決定 現在は“渡し船”
愛知県と岐阜県は2025年3月6日、県境をなす木曽川で建設中の新たな橋の名称を「新濃尾大橋」に決定したと発表しました。仮称がそのまま正式名称となります。
渡し船のすぐ近くの橋
愛知県と岐阜県は2025年3月6日、県境をなす木曽川で建設中の新たな橋の名称を「新濃尾大橋」に決定したと発表しました。仮称がそのまま正式名称となります。

架橋位置は東海道新幹線および名神高速の木曽川橋梁から1kmほど下流で、愛知県一宮市と岐阜県羽島市を結びます。橋長は759mです。両端のアクセス道路は開通済で、愛知・岐阜県道羽島稲沢線の一部となります。
この橋は東海道新幹線の北側に架かる濃尾大橋(一宮市-羽島市)のバイパス的な位置づけ。周辺の県境をまたぐ移動が集中している濃尾大橋の混雑緩和が期待されています。
濃尾大橋は一宮から岐阜の大垣までを東西に直結する県道の橋ですが、新濃尾大橋の岐阜側は羽島市内でいったん途切れます。計画では長良川の大藪大橋、揖斐川の福束大橋を経て大垣市内まで直結する計画ですが、羽島市内がつながりません。
それでも、濃尾大橋から羽島市街を結ぶルートに対し、南側から別のアプローチで、岐阜羽島ICや隣接するコストコホールセール岐阜羽島倉庫店、新幹線の岐阜羽島駅などへ向かうことができるようになります。
新濃尾大橋の開通は2025年度が予定されています。
ちなみに、新濃尾大橋より1kmほど下流では、「中野の渡し」と呼ばれる愛知県営の渡し船が無料運航されています。木曽川で唯一残った渡し船で、県道羽島稲沢線の一部に位置付けられているものですが、新濃尾大橋の開通で存続の危機に立っています。
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