「トイレも無ェ!エアコン無ェ!外は灼熱極寒だ!!」過酷な大戦中の戦車乗り…どう乗り切った?
戦車乗りは陸軍の花形と言われていますが、その生活は現在でもかなり過酷です。しかし、第二次世界大戦中はもっと大変でした。
トイレは切実な問題だった!
そして大きな問題なのが、排泄です。

トイレはありませんので、戦車が戦闘地域であった場合、車外に身を晒して用を足すのはかなりリスクが伴うため、バケツや空の薬莢などで用を足し、ハッチから外に捨てていたようです。
実はトイレに関しては、現代の戦車も基本的にありません。ちなみにトイレを標準装備した戦車が、ロシアが2015年に公開したT-14「アルマータ」で、開発を担当したウラルヴァゴンザヴォートの役員のひとりが「トイレがあれば戦車内の兵士の生活の質が格段に向上する」と自慢したこともあります。
なお、陸上自衛隊の場合、長距離移動で用を足す場合は戦車乗員間で警戒しながら、交代でトイレに行っているといいます。携帯トイレを使用する隊員もいるとのこと。諸外国でも、トイレが設置されていない戦車での事情は同様だと思われます。
話しを大戦時代に戻すと、当時の戦車兵のジョークとして「寒くて凍え死んだヤツはいるが、臭くて死んだヤツはまだいない」というものがあります。どんなに車内環境が悪かろうと、死ぬレベルではないので、耐えていたというのが実情のようです。
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